お茶には健康を維持するすばらしい効能があることはご存知のとおりです。よく耳にするカテキンはそんな緑茶の優れた成分のひとつです。
お茶は建久六年(1195年)、宋(中国)から薬として栄西禅師によってもたらされました。製法も飲み方も今とは違っていましたが、蒸して製茶する日本独自の技術により日本茶とよばれる日本で最も愛される飲み物になったのです。緑茶には健康維持に作用する成分がとても多く含有しています。テレビ等で一時的に話題になっては消える○○健康法や○○茶よりもずっと現実的で長続きする、身近な健康法なのです。



カテキンによる、成人病・老化抑制作用、抗毒作用、発ガン抑制作用など

日差しをたっぷりと浴びた茶葉はカテキンを多く含んでいます。 カテキンはお茶の渋味の成分で湯温が高いほど溶出しやすい性質があります。
カテキンには成人病や老化を促す過酸化脂質の生成を抑える作用、O-157をはじめ食中毒に対する抗菌・抗ウィルス作用、ガン細胞の発生・増殖を抑制する作用、コレステロールの酸化を防ぎ動脈硬化を阻止する作用、血糖値の上昇を抑える作用、中性脂肪を減らす作用、虫歯や口臭を防ぐ作用 など多くの効果が確認されています。ただしお湯に溶け出るカテキンの量は限られていますのでその効能を期待するには食後にお茶を2杯飲むことを習慣づけるとよいでしょう。


アミノ酸による、リラックス効果、血圧を下げる効果

お茶の旨味として感じるアミノ酸の一種、テアニンという成分には脳のα波を増やしリラックスさせる効果があります。また、同じくアミノ酸の一種でグルタミン酸から生成されるγアミノ酪酸には血圧を下げる作用があることが確認されています。


葉酸による健康な血液を保つ作用

葉酸(ようさん)はビタミンBの一種で血液との関係が深く、不足すると赤血球障害、貧血、口内炎や食欲不振、下痢などの症状を招きます。また、胎児の正常な成長のために葉酸の摂取は不可欠なので、特に妊婦初期には十分に摂取する必要があります。


カフェインによる、判断力・記憶力向上、疲労回復効果

カフェインはお茶の苦味成分で、湯温が高いほど溶出しやすい性質があります。お茶のカフェインはテアニンという成分により体にマイルドに作用し、一般に言われる不眠やめまいといった症状については大量に飲まない限り心配ありません。カフェインは脳を活性化させ、判断力向上、記憶力向上、疲労回復などの働きがあるので特に今の時代に注目すべき作用といえるでしょう。また、利尿作用や脂肪を燃焼しやすくする働きもありますので運動してダイエットする方にもよさそうです。





粉末緑茶のすすめ

お茶でより高い効能を期待するならば粉末緑茶がおすすめです。上記成分のほかに普通のお茶では得ることのできないβカロチンやビタミンE、食物繊維など多くの成分を丸ごと摂取できます。カロチンはガンなどの成人病予防に効果があります。また、茶葉に含まれるカテキンも残すことなく摂取できます。














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